対になる2つの鍵を利用してデータの暗号化、復号を行う暗号方式。暗号化に使う鍵は他人に公開する「公開鍵」、復号に使う鍵は自分しか知らない「秘密鍵」と呼ばれています。データの送受信のとき、送信者は、受信者が公開している公開鍵を使いデータの暗号化を行います。暗号化されたデータは受信者へ送信され、受信者は自分のみがもつ秘密鍵を使いデータを復号します。データを復号できるのは受信者のみであるので、第三者にデータを盗まれても復号されない、という利点があります。
ビットコインにおいては公開鍵暗号を応用した電子署名に利用されており、その送金の流れは
①公開鍵と秘密鍵のペアを生成
②公開鍵からアドレス(口座番号)を生成(アドレスの集合が「ウォレット(財布)」)
③送金情報(送信するビットコイン、アドレス等の情報)に送信者が秘密鍵を使い署名
④P2Pネットワークに取引(送金情報)をブロードキャスト
⑤取引内に含まれる公開鍵と署名済みの送金情報を照合して取引が正しいことを検証
となっています。
最終更新日: 2016年03月02日
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