Auroracoinは、Litecoinのクローンですが、その配布方法が非常に特殊であり、全コイン量の50%を「アイスランドの全国民に配布する」コインとして注目を浴びました。国主導と思われがちですが、実際の開発者は個人であり、中央銀行や政治家は批判的な態度をとっています。
その配布は「Airdrop」と呼ばれ、2014年3月25日から約1年かけて行われました。受け取らなかった国民もいるため、余ったコインの一部は破棄され、残りは開発用として保管されることになりました。
コイン名 | Auroracoin |
---|---|
公開日 | 2014-02-02 |
システム | Proof of Work |
アルゴリズム | Scrypt |
コイン発行上限 | 21,000,000AUR |
ブロック報酬(開始時) | 25 |
ブロック報酬半減期 | 420,000ブロック(約4年) |
ブロック生成間隔 | 約5分 |
Difficulty調整 | 1ブロック毎 Kimoto Gravity Well |
事前採掘(premine) | 50% |
仕様としてはLitecoinとほぼ同じですが、Litecoinよりも最大発行数が少なく1コインあたりの価値が大きくなるような設計が特徴です。
最大の特徴は非常に高い事前採掘率(スタート時から存在しているコインの割合、開発チームがその分を管理)であり、その分は「Airdrop」と呼ばれる方法で、アイスランド全国民を対象に約1年かけて配布が行われました。
具体的な「Airdrop」の方法としては主に二つあり、一つはアイスランド国民の80%が利用しているといわれるFacebookを通じて配布所にアクセスさせて配る方法と、SMSを通じてコインを配る方法があります。いずれの方法もアイスランドの国民IDが識別に利用されており、二重に受け取ることができないことになっています。最初の配布期間は2014年3月25日から4ヶ月間であり、その間に余った(受け取られなかった)コインをさらに次の4ヶ月の期間で全国民に配布、またその間に余ったコインを次の4ヶ月で全国民に配布、というように3段階で1年間にわたって全国民に配布されました。
3段階の配布期間を経ても余ったコインのうちは、5,344,628AURが破棄され、1,000,001AURが開発資金として保管されました。
最終更新日: 2016年03月24日
コメントシステムを試験的に変更し、メールアドレスの入力やSNSからのログインを廃止しました。投稿後5分以内であれば編集や削除が可能です。その後に削除したいコメントがあれば依頼していただければこちらで削除いたします。
質問については出来る限りお答えしていますが、個人が運営している関係上対応の遅れや見逃し等限界もあるのでご了承ください。