Litecoin / ライトコイン

Litecoinは、Bitcoinの次に開発された暗号通貨で、Bitcoinが金であるのに対しLitecoinは銀に例えられます。Bitcoinのプログラムコードを元にしているため、基本的なシステムは同じですが、採掘時のアルゴリズム(計算方法)がSHA-256ではなくScryptである点が異なります。

取引認証時間(約2.5分)がBitcoin(10分程度)よりも低く設定されているため、迅速に取引を行えるのも大きな特徴です。なお、SHA-256と同様にScryptのASICも登場しているため、Bitcoinと同様採掘で利益を出すのは難しい状況です。

仕様・仕組み

コイン名 Litecoin
公開日 2011-10-07
システム Proof of Work
アルゴリズム Scrypt
コイン発行上限 84,000,000LTC
ブロック報酬(開始時) 50
ブロック報酬半減期 840,000ブロック(約4年)
ブロック生成間隔 約2.5分
Difficulty調整 2,016ブロック毎

Bitcoinとは異なり、Scryptというアルゴリズムを採用しています。ScryptはSHA-256よりも計算が複雑でありメモリをより多く必要とするため、公開当時、Bitcoinのdifficultyの急上昇の原因となっていたASICが未開発であり画期的でした。しかし、現在はASICの開発が完了しすでに発売されている状況です。また、SHA-256とは違い、Scryptはこれまであまり知られていなかったハッシュ関数であり、今後何らかの脆弱性が発見されるのではないかという懸念も指摘されています。

ブロックの生成間隔がBitcoinの4倍速(約2.5分)なのも大きな特徴です。これは取引の認証速度も4倍速くなるということを意味します。しかし、ブロック生成間隔が短いことには、セキュリティレベルが低くなるということやブロックチェーンのサイズがより大きくなるという欠点も存在します。

その他の違いとして、コインの発行上限がBitcoinの4倍になっています。これにより、インフレ率がBitcoinと同じになります(ブロック生成速度が4倍のため)。

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最終更新日: 2016年03月24日

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