Colored Coinsは、ビットコインに「色」をつけることで、金・株式・証券・既存通貨その他あらゆる資産を表現することができるとされるビットコイン2.0プロジェクトです。ビットコインにいわゆるスマートプロパティやユーザー独自通貨の発行機能を実装するものとなっています。主に4つのプロジェクトがカラードコインの実装を同時並行ですすめており、アメリカの証券取引所NASDAQも利用しているOpen Assets Protocolが最も代表的なものです。
本ページでは特にビットコインに実装するプロジェクトをColored Coinsとしていますが、ビットコインとは関係なく「ユーザー独自通貨」や「スマートプロパティ」自体をColored Coinと呼ぶこともよくあるので注意してください。
ビットコインの公開初期に提唱されていたコンセプトであり、他の多くのビットコイン2.0プロジェクトの基礎となっています。
ビットコインの取引データにはコインの送信量や送信先以外にも余分にデータを書き込めるスペースがあり、そのスペースに追加の情報を書き込むことにより、独自通貨を表現しています。この独自通貨は少量のビットコインの上に乗るイメージのもので、ビットコインの取引を利用しているので、送金には毎回ごく少額のビットコインが必要となります。
このような仕組みは、CounterpartyやOmniのような同じくビットコイン上で独自通貨発行システムを実現するものとほぼ同じですが、カラードコイン内には独自の基軸通貨はなく、またそのアドレスに独自のもの(Open Assets Protocolの場合aから始まるアドレス)を使用していることが特徴です。
カラードコインの実装には、Open Assets Protocol, Colu, CoinSpark, ChromaWallet(Chromaway)の主に4つがあります。各プロジェクトには細かい仕組みで微妙な違いがあり、各プロジェクト間で作成した独自通貨は基本的に共有できません。
最終更新日: 2016年03月20日
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