プルーフ・オブ・ステーク / proof of stake

  • 日:プルーフ・オブ・ステーク
  • 英:proof of stake, PoS

プルーフ・オブ・ワークの代替システムにあたるものであり、アルトコインの一つであるピアコイン(Peercoin)で初めて導入されました。訳すならば「資産保有による証明」。プルーフ・オブ・ワークが計算量によりコインのセキュリティを保護しているのに対して、プルーフ・オブ・ステークは資産保有量がセキュリティ保護の役割を果たしています。

ピアコイン(Peercoin)型のプルーフ・オブ・ステークにおける採掘は鋳造(minting, forge)と呼ばれ、コイン保有量と保有期間の掛け算で表されるcoin ageが大きいほど、簡単に鋳造が行える仕組みとなっています。実際のメカニズムとしては、ビットコインと同様、ハッシュ計算が行われますが、完全な総当たり式ではなくcoin ageに応じてハッシュ計算の範囲が狭くなる仕組みになっており、コンピューター性能やエネルギーを必要としません。

プルーフ・オブ・ワークはより多くの仕事がなされたブロックチェーンが有効になるのに対し、プルーフ・オブ・ステークでは、より多くのcoin ageが消費されたブロックチェーンが有効になるため、51%攻撃に対してより強力であるとされています。これは、そもそも攻撃にかかるコストが高いということと、非常に多くのコインを保有しなければならないので、攻撃を行うことによりコインの価値が下がり自身の持つコインの価値も下がってしまうためです。

最終更新日: 2016年02月28日

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